「ラブホテル進化論」という本がつい最近出版されて評判になっています。神戸学院大の金益見(キム・イッキョン)さんが日本中のラブホテルを調べた結果をまとめたものです。日本のラブホテルは興味深い存在です。
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いささか古いですが1985年の朝日ジャーナルの連載「ファディッシュ考現学」の中で田中康夫氏は彼の周りの若者達が選択する都市の遊び方の一つとしてオッシャレーなラブホテルを考察されております。その考察の内容は今も十分通用するように思います。その20数年後の2008年に神戸女学院大学院生の金益見(キム・イッキョン)さんが「ラブホテル論」を出版されて評判をよんでおります。どうやら日本独特も施設であるラブホテルというものの存在が韓国人のキムさんには非常に驚くべきものであると同時に日本と日本人を代表する文化的現象だと感じられてのでしょう。彼女の目の付け所は正しかったと言えるでしょう。本の中で取り上げられているかどうかは知りませんが、ここでは大阪府の代表的なラブホテルにはどんなネーミングがされているのか見てみました。ラブホテル検索というサイトによれば人気の高いラブホテルとして、「アルプス」「ホテルドルミール」「ホテルラ・シエナ」「ShaSha」「マリア・テレジア高槻」「ホテルFairy Tale(フェアリーテール)「サウサリートの青い風」「フェリー二」「ホテル夢ふうせん」等が挙げられています。
ウィキペディアによると2005年現在ではおよそ3万のラブホテルがあって、一軒あたりの平均客室はおよそ20。一部屋につき一日の利用客数は2〜3組というデータがある。このデータからすると日本全国の一日のラブホテルの利用者はおよそ200万人。AllAboutの記事によると英国のコンドームメーカーの調査の結果フランス人のセックス頻度は3日に1回以上、日本人は週に1回だそうです。記事の作者は日本人のセックス生活の貧困さを強調しているようですが、日本人のラブホ利用をどう解釈すべきでしょうか。田中氏は広いバス、広いベッド、音を遮断する厚い壁というメリットが彼の周りの若者たちが最新のラブホテルを利用するオッシャレーに加えて実質的な理由でもあると言っておられます。さて愛知の代表的なラブホテルのネーミングは「セントラルパークホテル名古屋」「ホテルベル・ラトゥール」「ホテルグランドヴィラ」「ホテル南の風・風力3」「ホテルK'sアイランド」「ホテルユーズアネックス」「ホテルアメリカ」「ホテルパサディナ・イースト」「ホテルパラドール」「ホテルウィング」「ホテルクローバーナゴヤ」「パステル・イン・一色」など。
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「ラブホテル進化論」の作者キム・イッキョンさんによればホテルの名前にも流れがあった。70年代に「目黒エンペラー」が話題になって、各地に**エンペラーが登場した。田中氏がファディッシュ考現学を連載されていた80年代には「ロンドン」「パリ」「モンブラン」というような首都や観光地の名前が流行った。田中氏の記事に出てくる、いわゆる氏のまわりの若者達の利用するオッシャレーなホテルとして「ホテル1983」というペンション感覚のホテルが言及されています。また第三京浜港北インターの「HOPS」もでてきますが、今でもあるのでしょうか?そして90年代になると「おててつないで」「クジラの花嫁」「べんきょう部屋」などというネーミングが増えたいうことです。さて東京都の有名ラブホテルには今どんなネーミングが見られるでしょうか。「ラフェスタ」「ホテルバニラスウィート」「ホテル艶(えん)」「ホテルADORE(アドレ)」「ホテル幸和」「ニューヨーク」「ホテルチャンドラ」「Beat Wave(ビートウェーブ)」「ホテルパティオ」。ホワイトデーが近づいてきています。彼女にプレゼントを渡すのにどんなラブホを選びますか?